2024年5月21日
バギーデニム、メタリックネイル、レイブパーティー。これらは「Z 世代が好きなもの」を知るためのキーワードです。Pinterest は、Z 世代がアイデアを探して実現するために訪れる場所。そんな Pinterest が、Z 世代を深く理解するためのヒントをデータと共にご紹介します。
世界の月間ユーザーベースの 42% が Z 世代1
Z 世代の Pinterest ウィークリーユーザーは、Z 世代の非 Pinterest ユーザーに比べて、オンラインショッピングをする割合が 1.3 倍高い2
Z 世代ユーザーの検索数は前年比で 30% 増加3
自分探しからショッピングリストの作成まで、さまざまな目的で Pinterest を利用する Z 世代。データによれば、Z 世代は Pinterest で最も急成長中のオーディエンスで4、世界の月間ユーザーの 40% 以上を占めています1。また、他の世代と比べてエンゲージメント率が高く、検索と保存を行う割合も高くなっています5。
Z 世代のニーズをより正確に理解するために、Pinterest はプラットフォームの一次データと最近のオーディエンス調査データを検証しました。その結果、他の世代とは大きく異なる Z 世代の特徴やマインドセット、Pinterest での行動に関する多くのインサイトを得ることができました。
こうした調査結果をもとに、Pinterest で Z 世代にリーチするためのポイントを 6 点にまとめました。ポイントごとに有益なデータとキャンペーンの計画に役立つヒントをご紹介します。
1. 検索中の Z 世代ユーザーにリーチする
2. 接点を増やしてアクションを引き出す
3. すべてのピンをショッピング可能にする
4. トレンドの先を行く
5. Z 世代のカルチャーを理解する
6. Z 世代の好みを知りたい他の世代に訴求する
あらゆることが「まず検索」から始まる Z 世代は、Pinterest を検索エンジンとして利用しており、他の世代よりもはるかに多く検索を行っています5。
Z 世代ユーザーの Pinterest における検索数は前年に比べて 30% 増加しました3。マーケターの皆さんにとって重要なことは、Z 世代の検索目的は重要なライフイベントや遠い将来の計画だけではない点です。年齢が上がるにつれて、日常の買い物や決定に関するトピックを検索する Z 世代ユーザーが増えており、フード・ドリンク(Z 世代の検索数:前年比 +37%)やファッション(メンズファッション +35%、レディースファッション +30%)など、日常的な消費に関わるカテゴリの検索数が上昇しています6。
Pinterest 検索向けにピンを最適化する:検索エンジンと同様に、ピンに含まれるテキストは配信に影響を与えます。ピンのタイトル、説明文、商品フィードのデータなどに関連性の高いキーワードを入れると、コンテンツが適切なユーザーに表示されやすくなります。また、キーワードターゲティングはキャンペーンにも活用できます。
カテゴリの枠を超えた発想をする:新しいオーディエンスにリーチしたいときや、違った角度から発想したいときは、検索の動向を活用しましょう。McDonald's Canada(英語記事)は、ファッションやアートなどファストフードとはかけ離れた分野のクリエイターと提携し、こうした分野の検索を行っている Z 世代の Pinterest ユーザーをターゲットに広告を配信したことで、通常のオーディエンスを超えてリーチを拡大することができました。
Pinterest では、ピンの保存やボードの作成などの機能を使い、気に入ったアイデアを集めて後で見ることができます。こうしたユーザーのアクションは、今後の消費者の動向を予測する際に役立つシグナルになります。例えば、ユーザーが Pinterest で以前に保存した商品を購入する確率は 7 倍高くなっています7。つまり、ピンの保存というアクションは、ピンを閲覧したときにすぐ購入しなくても、将来的な商品購入を真剣に検討していることを示しているのです。
そして、Z 世代ユーザーは他の世代の Pinterest ユーザーに比べて 2.5 倍近くピンを保存し4、66% 多くボードを作成しています8。Z 世代のエンゲージメントの強さは、ファネル全体でつながりを築く機会を生み出しています。最終的な購入だけに注目するのではなく、時間をかけて Z 世代と関係を深める方法について考えてみましょう。
アッパーファネルを意識した CTA でエンゲージメントを築く:ローワーファネルでの成功の土台を築くのが、アッパーファネルのキャンペーンです。ユーザーに向けて、ピンの保存やボードの作成を呼びかけましょう。また、Pinterest アドの効果を最大限に把握できるよう、コンバージョン API も忘れずに導入しましょう。
リターゲティングを活用して、以前コンテンツに反応したユーザーにリーチする:既存のユーザーに向けて、さらに多くの情報を提供して、アクションを引き出しましょう。
Z 世代ユーザーの 63% が「常にショッピングをしている」と回答しており、商品の購入が目的で検索しているときではなくても、気に入った商品を見つけたらすぐ行動に移します9。こうした購買意欲の高さは実際のアクションにつながっており、Z 世代の Pinterest ウィークリーユーザーは、Z 世代の非 Pinterest ユーザーに比べて、直近 1 週間にオンラインショッピングをした割合が 1.3 倍になっています2。
Z 世代のユーザーが Pinterest を利用する一番の目的は商品やブランドの情報を探すことです10。常にショッピングをしている Z 世代のニーズを捉えるには、ブランドもあらゆる接点で商品を販売する必要があります。新しいアイデアを探している Z 世代ユーザーは、ブランド発信の情報を求めています。
Z 世代ユーザーが Pinterest を利用する理由の 1 位は「ショッピングの情報を探すため」10
Z 世代ユーザーによる購入可能なピンのクリック数と保存数は前年比で 86% 増加11
ビジュアル検索を意識する:Pinterest は、画像を活用してアイデアを絞り込めるビジュアル探索プラットフォームです。カルーセルアドやコレクションアドのようなアドフォーマットは、複数の画像を利用してストーリーを構築するのに有効です。同じ商品の別のオプションを紹介する(例:シューズのカラーバリエーション)、さまざまなカテゴリの商品の使用シーンを紹介する(例:あるトレンドをテーマにした部屋)などの使い方ができます。
ダイレクトリンクを活用する:拡大表示をスキップして広告からブランドのウェブサイトにユーザーを誘導するダイレクトリンクは、多くのアドフォーマットに導入されています。米国のランジェリー・ナイトウェアブランドの Forty Winks は、若い世代のユーザーに向けたキャンペーン(英語記事)でダイレクトリンクを利用して、エンゲージメントと ROAS の向上に成功しました。
流行の移り変わりが早い Z 世代は、新しいルックやスタイルを常に探し求めており、Z 世代に検索されているスタイルの中には予想外なものもあります。「オールドマネー おしゃれ」や「郊外 おしゃれ」などは、最近検索数が上昇しているキーワードの例です12。
人生の重大イベントから友だちと過ごす一日まで、Z 世代はあらゆるモーメントにぴったりのスタイルを見つけ出すために、長い時間をかけて検索を行っています。また、Pinterest トレンドをいち早く取り入れるのもこの世代の特徴で、人気が出始めたトピックを盛んに検索して大きなトレンドへと進化させています13。
ショッピングをするときも、注目するポイントはデザインやスタイルです。自分のテイストやスタイルに合った商品を探すことがショッピングの優先事項であり、Z 世代のウィークリーユーザーの 84% が「Pinterest では自分の好みの商品が見つかる」と回答しています9。Pinterest は、ズームイン検索(画像検索)、関連商品のおすすめ、検索結果のパーソナライゼーションなど独自の機能により、ユーザーが理想の商品を見つけられるようサポートします。
新しいトレンドをいち早く捉える:Pinterest Predicts と Pinterest トレンドツール(一部地域のみ)を活用して、オーディエンスの関心を引く新しいトレンドを見つけましょう。トレンドを取り入れたコンテンツを制作して、ユーザーの行動を促しましょう。
好みに合ったアイテム探しをサポートする:クイズアドは、ユーザーが自分に合った商品やアイデアを絞り込むのに役立つツールです。また、複数のボードを使って同じ商品をさまざまな切り口で紹介すると、ユーザーは好みに合うスタイルを選べます。
映画から推し活まで、ポップカルチャーに夢中な Z 世代。そんな彼らが、Pinterest で趣味に関する検索をしてコミュニティを築いていることは、あまり知られていないかもしれません。
その一例が、フェスティバルです。Z 世代ユーザーはメジャーなフェスティバルに向けた計画から、フェスの開催中、そして終わった後も Pinterest を活発に利用します14。最近のフェス関連の検索は、コーデの準備、キャンプのコツ、自撮りポーズのアイデアまで、さまざまなトピックに広がっています15。
また Z 世代は、ゲームやセレブなどのトピックにも Pinterest を利用しており、アート、タトゥーのアイデア、ファン作成コンテンツなどを探しています16。Pinterest では、他では見つけられないアイデアを発見できることから16、コミュニティとつながりを築く新しい方法として注目されています。
さらに、Z 世代にとってオンラインは実生活であり、ゲーム用アバターやデジタル背景など、オンラインの趣味や興味についても Pinterest を利用していることを忘れないようにしましょう。
主要なカルチャーイベントに向けた提案をする:人気バンドのツアーや注目映画の公開など、今後のカルチャーイベントをキャンペーンに取り入れましょう。イベント向けのファッションやパーティーなど、それぞれのニーズに合わせた商品を集めたショッピングガイドを作成しましょう。
オンラインの世界をサポートする:ゲーム用アバターやデジタル背景など、オンラインの世界で注目を集められる新しいアイデアを紹介しましょう。Pinterest でキーワードやインタレストターゲティングを利用すると、こうしたアイデアを探しているオーディエンスにリーチできます。
Z 世代向けのマーケティングで考慮すべき最後のポイントは、Z 世代の家族、友だちなど他の世代も、Z 世代が欲しいものは何かを知りたがっているという点です。そして、Pinterest は他のユーザーのテイストや欲しいものを見つけるのに便利な場所です。
Pinterest は、Z 世代のために商品を購入しているかもしれない層にも利用されています。例えば、米国では母親の半数以上が Pinterest のユーザーです17。Z 世代向け施策のターゲットを、こうした購買力の強い層にも拡大することを検討してみましょう。ブランドのリーチを他のオーディエンスに広げられるという点でも、価値のある追加施策です。
ボードのシェアを呼びかける:親世代のユーザーに向けたキャンペーンを実施し、ショッピングのアイデア探しに Z 世代のボードを活用するよう提案しましょう。
親世代に向けて Z 世代のトレンドやテイストの情報を提供する:Z 世代の子どもたちが望んでいるものを理解して、有意義な方法で関係を深めたいと考えている親世代のユーザーをサポートしましょう。インタレストターゲティング、顧客リスト、アクトアライクなどのツールを利用すると、親世代のユーザーに絞り込んだキャンペーンを実行できます。